きれいに、かわいくなって帰ってきました
この度はお世話になりました。
修理が必要なくまは、きれいに、かわいくなって帰ってきました。
生地選びや取れた鼻もいい感じに、上手いことしていただきました。
とてもうれしかったです。
ありがとうございました。
【デアよりメッセージ】
デアへやってきたのは、うさぎさんと、くまさんのぬいぐるみ。
おふたりのクリーニングと、くまさんの修理をご依頼いただきました。
修理希望のくまさんは、経年で破れてしまったお口の回り部分をご自宅で補修してもらっていた様子。
とっても大事にされてきたことがわかります。
ご自宅で補修してあった部分の生地を外してみると、生地が破れて中綿が見えています。
この茶色い中綿の正体は・・・ウレタン綿。
ウレタン綿の強い反発力に、経年劣化してしまった生地が耐えられなくなって、破れてしまったようです。
修理の際には、既に生地が破れてしまっているところ、その周りの生地が薄くなってしまったところを、丁寧に確認。
できるだけ元の状態に近い形になるように、これ以上生地の破れが進まないように、新しくお口周り部分を作ることになりました。
新しいお口周りの生地として選んだのは、体と同じようなフサフサした白い生地です。
修理工房には、たくさんの生地を取り揃えていますが、もしこちらでご用意がないタイプの生地が必要になれば、市場に出かけて生地調達。
やはり昔ながらのぬいぐるみとなりますと、全く同じ生地をご用意することは難しいのですが、できるだけ似たような生地、全体の印象を変えないような素材をご提案するようにしています。
お口周りをフサフサの生地で修復し、お鼻と逆三角形のお口をフェルトでつけたら・・・とっても愛らしい表情に。
そして、同じく破れて中綿がみえてしまっていた足も修理しました。
ウレタン綿はクッションなどの中綿としてもよく見かけるのですが、反発力が強いという特徴以外にも、経年劣化によって変形したり粉状になったりしてしまうことが知られています。
長く一緒にいたいと思っているぬいぐるみの修理をご検討なら、ぜひ劣化しにくいポリエステル綿への交換をお勧めします。
※なお、スポンジ・わら・紙くず・劣化した綿・粉状に崩れる用材などを交換する場合には、別途古綿取出し料として2,000円(税込2,200円)頂きます。
こちらのくまさんについても、ウレタン綿からポリエステル綿へと中綿交換しました。
中綿の変形がなくなったことで、足の形もまっすぐ。
こうしてみると、体の毛もクリーニングの効果もあって艶々フワフワに戻っていますよね。
修理の際には、どういった修理がご希望かお気軽にご相談ください。
昭和の頃に人気だったぬいぐるみや、小さいころから一緒のぬいぐるみなど、今のぬいぐるみにはないフォルムや愛らしさがありますよね。
今回のご依頼では、お届け後に「かわいくなって」とのコメントを頂いて、スタッフ一同ほっと安心いたしました。
長く一緒にいるためにできることをデアの修理工房がご提案させていただきます。
ぜひお気軽にご相談ください。
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